大好きなモコ姉ちゃんがいなくなって もう何日経ったのだろう。

ぼく、ずっと下向いてしょげてる。
お母さんは、たーぼーがいるから元気だよって言うんだ。
でも・・・
今まで、モコ姉ちゃんがいるから御飯だって美味しかったんだ。
だから、今は御飯はいらない。
無理矢理お母さんはお口に入れようとするけど、
僕はモコ姉ちゃんとは違う。絶対食べないよ。

お散歩だって、ひとりじゃ淋しい。
気まぐれルテぃは 寒い日のお散歩は嫌だってコタツの中に逃げるし
お姉ちゃんがいなくなった途端、僕とは全然一緒に行ってくれない。
僕はひとりぼっち。
なのに、近所の人達が、「モコちゃんどうしたの?」って。
その度お母さんが泣くのを見ると、僕まで悲しくなっちゃう。

モコ姉ちゃんの最期の日のこと話すね。
1月1日の夕方のお散歩は、最初はみんな一緒だったんだけど、途中から
僕とルテぃは、先にいつもと違うコースをお兄ちゃんと行ったんだ。
モコ姉ちゃんは、お母さんと珍しく二人っきりでいつものコース行ったんだよ。
モコ姉ちゃん、その日お腹の調子が悪くなっていつもの食事出来なかったんだ。
お母さん、病院に電話したいのに凄く迷ってた。
元旦の夜だからなんて、結局お母さんは病院に電話しなかったんだ。
お母さんはその事を、凄く後悔して自分を責めてたんだ。
結局その夜お母さんは用があって、2時過ぎまで起きてた。
僕は、お母さんに毛布かけてもらってモコ姉ちゃんにくっついて寝たんだ。
でも、その日の朝方とても寒くて、ルテぃとモコ姉ちゃんと3匹で
同じベットに移動して寝たんだ。
お母さんも何回も起きて、僕達のこと覗いてたんだよ。
でもね、お母さんが隣のベットで寝入ったら・・・
急にモコ姉ちゃんがぎゅ〜って身体伸ばしたんだ。
だから、僕達邪魔だと思って急いでどいたんだよ。
お母さんは遅くまで起きてたから、ぐっすり寝てて、ようやく起きた時
独りベットで冷たくなってるモコ姉ちゃんに気づいたんだ。

今日、『ありがとう』って書いたいろんな色の真棒の可愛いロウソクが届いたんだ。
すずままさんから、心のこもった素敵なメッセージを綴ったカードも添えられてたよ。
本当に『ありがとうございます』と、お母さんが言ってた。
僕からも、『ありがとう』です。
『ありがとう』
何度 聞いても、言っても、温かくっていい言葉だね。
ありがとうの光、いつまでも灯し続けます。
この世に生きる全てのものが、穏やかな気持ちでありますように。
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